キャッチセールスのクーリングオフ

キャッチセールス

人のにぎわう都会の繁華街では、その路上で様々な甘い勧誘が行われています。

いわゆるキャッチセールスです。

業者側の勧誘文句は、「アンケートに答えていただけませんか」や、若い女性であれば「モデルを探しています」「ただ今お肌の無料診断実施中です」などと言って近寄ってきます。

男性の場合には若くて可愛い女の子が「かっこいいですね!貴方によく似合いそうなアクセサリーがあるのですけど」などと親しげに声を掛けてきますので、誘われるがままに業者側の営業所へついて行ってしまうことが多いようです。

しかし、連れて行かれた業者の営業所では、当初の話とは違って、英会話教材の販売や美術品などの購入を迫られます。また化粧品では「この製品は、市販されているものとは違って高いお金を払ってエステに行くよりもずっと効果のあるものです」などの言葉で契約を迫ってきます。

「お友達などにもご紹介していただくと、その売り上げの数パーセントが利益として得られます」等のマルチ商法的な契約をさせられることもあります。

営業所には複数の男性販売員がいますので、帰ろうにも帰れず、高額な商品であってもうまく断ることができず、半ば無理やり契約させられることが多いようです。

対処法

地方から来た人というのは、勧誘をする側からみれば一目瞭然のようです。

きょろきょろしていたり、単独で行動をしていることが多いので狙われやすいのでしょう。

繁華街の路上はできれば複数で行動したいものです。

営業所に連れて行かれた後も、相手に遠慮して何時間も無駄な話を聞く必要はありません。堂々と契約の意思のないことや帰りたい旨を主張するべきですが、相手がすごんできたりすることもありますので要注意です。怪我をさせられてはもともこもありませんから・・・とはいっても、危険を感じた時は隙をみて思い切って逃げ出すことも考えましょう

。そのあとで警察を呼び、業者側の違法行為を訴えましょう。

私の経験はちょっと違うものですが、「あちこちの旅館やホテル等の利用料が安くなるクーポン券」のようなものを路上で購入させられました。

これも20年以上も昔のことで、確実には覚えていませんが、1冊6千円で1人2冊までしか買えないと言われ、1冊は友達のためにと思い2冊購入しました。

旅館の名称等は記載してありましたが、電話番号のような連絡先はありませんでした。

騙されたとは思いたくなかったので、結局真偽を確かめることもなく一度も使わないままどこかへいってしまいました。

キャッチセールスへの教訓は「甘い誘いにはのらない」です。

こうしたキャッチセールスと呼ばれるものは、訪問販売の一つであり、営業所で契約が行われてもクーリングオフの適用があります。最初に本来の勧誘目的を告げないことや、クーリングオフはできないなどの妨害があることが特徴的です。


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