携帯(スマホ等)の名義貸し詐欺

携帯契約 名義貸し詐欺とは

あまり付き合いのない知人や友達から頼まれて、代わりに携帯の契約をさせられてしまうというものです。

「君の名義で携帯を契約してくれたら、1台に付き数万円払います。もちろん契約に係る毎月の基本料や使用料などの支払いは、僕の方で払います。」

このような事を言って、携帯の契約を頼んでくる者がたくさんいます。

契約するだけで1台当たり数万円の報酬が貰えて、基本料なども払う必要が無いと言われれば、とても楽で美味しいお金儲けに思えるのでしょうが、世の中、そんなにうまい話など簡単に転がり込んでは来ません。

約束を守るための書面を書いてもらったとしても、依頼をしてきた人間は偽名や偽の住所を使っている場合もあります。

そうなれば、契約して携帯を渡してしまった瞬間、どこかに雲隠れをしてしまい、連絡も取れなくなるのです。

思いもよらない素敵な異性が、色仕掛けで急に近づいて来た時は、特に注意が必要かも知れませんよ。

対処法

知り合って間もない者からこのような事を頼まれれば、まず疑ってかからなければならないでしょう。

知らない内に無断で自分の名義を使われたというような場合や、警察が被害届を受理したりしなければ、まず、携帯会社は契約したとする責任を追及してきますので、契約から生じた金銭の支払いを免れることは出来ないと認識しておいて下さい。

こういう場面に出会った時は、本当に信頼できる話であるという事はまずありませんので、何としても断ることが必要です。

「携帯音声通信業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律(携帯電話不正利用防止法)」第20条では、「業として有償で通話可能な端末設備等を譲渡した場合、2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはこれを併科する」とされていますので、何があろうと絶対に名前を貸してはいけません。

しかも、貴方がこのような形で契約した携帯は、いわゆる「オレオレ詐欺」などのために悪用される可能性があります。

犯罪に使われたことが明らかになれば、まず契約した者が怪しまれることになり、下手をすれば犯罪の手助けをしたと疑われる可能性も十分にあるのです。

これまでのご相談でも、5台以上契約してしまったという方もおられました。

自ら進んで契約してしまったものは、その背後にどのような事情があったとしても、まず手助けをしてあげることはできません。

騙されたと気が付いた時には、できるだけ早く契約した携帯の解約をし、犯罪を防ぐ意味からもできれば早急に警察に届出た方がいいと思います。

ただし、警察に被害相談をする場合は、弁護士などに付き添ってもらったほうが無難と言えるでしょう。

届け出た番号や情報などから、本当に犯罪に加担した人物を特定できるかも知れません。

メールなどにやり取りが残っていれば削除せずに必ず保管をしておきましょう。


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